January 10, 2006

骨なし鯵

数日前、癌の治療を扱った番組「日本のがん医療を問う」をNHKでやっていました。
抗がん剤の使用にも医師によってまちまちであったり、地方がゆえに専門医による治療が受けられなかった例を紹介したりとかなり内容の濃い番組であったように思います。ある医師の場合は数年前に学会に出た際に入手したマニュアルで、抗がん剤の副作用の適正な対処の仕方が分かったそうです。また、自分の知ってる市民病院がクローズアップされ、そこの元医師が「他の病院で専門の治療を受けていればもう少し長生きできたのでは」とインタビューに答えるなど、ショッキングな場面もありました。がんでも今だにこんなに格差があるのですから、クローン病でも地域や病院によって差があるのかも知れません。さまざまな病気にも同じことが言えるだろうし、ちょっと日本の医療全般について考えさせられる番組でした。

【今日、口に入れたもの】
朝〜夜　エレンタール1,200kcal
昼　おにぎり（紅鮭、おかか）2
夜　骨なし鯵　湯豆腐　大根味噌汁　米飯

夕飯に生協の「骨なし鯵」ってのを食べたんだけど、もうベリ旨でした。骨がない魚って、スナックみたいにぱくぱく食べちゃいます。
そういえば「ぱくぱくサンマ」ってのもありますね。どうやって骨取ってるのかな？

イムラン→×



Posted by ka-za-ho at 11:51 P | from category: クローン病　初回術後リハビリ日記 | TrackBacks
Comments

クローンライダー:

　その番組のことは知りませんでしたが、日本の医療の最大の問題は難病患者に対しどのような、「手術、投薬、指導を行ったか」という統計を取るシステムがないことだと思います。

　このシステムの確立がさせばれて既に十数年経過していますが厚生労働省や医師会は全く動こうとしていません。

　このシステムが確立されたら病院による医療格差なんてすぐに解決出来るはずなんです。

　情報の共有こそ難病患者にとって何よりも必要なことは分かっているのに、何ともばかげた話です。　
(January 11, 2006 08:54 P)

oyukkie:

病院の格差って、ありますよねー。マイナーな病気になればなるほど、自分がしっかりしなくちゃと思います。
クローンライダーさんのお話も、とっても、お勉強になりました。

骨無しお魚は、半身に割って、機械ではなく、人が骨を取るそうですよ。それで、食用の糊で、ペタって貼るんですって（笑）お魚嫌いの子供向けに開発された商品・・・風帆さんが喜んでいる?
・・・パクパク食べれるのって、いいですね。
(January 11, 2006 01:23 P)

内務卿:

かたや、エレンタールによる栄養療法が確立している病院、かたや悪いところとったから大丈夫と手術してしまう病院、昔はクローン病一つでもこんなに格差ありましたもんね。ちゃんとした病院に出会わなかったため、切らなくてもいい腸を切ってしまった人もいます。今はだいぶ知られるようになりましたが、それでももっと情報共有していかないとだめですねー。えらい先生とかにも、患者の声が詰まったいろんなブログ読んで欲しいですね＾＾
(January 11, 2006 02:46 P)

風帆:

＞クローンライダーさん
入院中も、そういうところはすごく感じました。
そういうシステムがないので、医師達は学会などに頻繁に出席して最新の医療の情報をたえず集積しなければならないでしょうし、それがすぐに患者にフィードバックされるとも限りませんものね。まだまだ日本の医療システムは未成熟なんでしょうね。

＞oyukkieさん
今の日本の医療では、最後はやっぱり患者がしっかりしないと駄目なのかな。先生達にもしっかり勉強して頑張ってもらわなきゃね。
＞機械ではなく、人が骨を取るそうですよ。
え、うそ〜。人の手で取ってたなんて。なんとも気が遠くなるような仕事があるんですね。w
おかげで、大喜びで食べております。(^_^)

＞内務卿さん
私の病院と、内務卿さんが時々いっておられる病院を比べても、すごい差があるな〜って思います。以前内務卿さんのブログで自分でフレーバー好きなの選んで貰って帰れる記事を読んだ時に、「やっぱり違うな〜」って思いました。そういう病院がもっと増えてくれるといいですね。
(January 12, 2006 01:00 P)
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